モバイルメール対応
CLIE TH-55にモバイルアダプターを入手したので、家のメールをモバイルでアクセスできる環境を構築する。
概要
モバイルと固定PCでメールを使用できるよう、以下のように構成を変える。
- IMAP4対応による、メールボックスのサーバー管理化
- SMTP認証対応による、外部ネットワークからのメール送信対応化
- CLIEへのIMAP4対応メーラー導入
IMAP4対応
IMAP4対応として、メールの管理形式をMailbox形式からMaildir形式に移行する。Postfixの設定ファイル(/etc/postfix/main.cf)を、以下のように変更。
# mail_spool は使用しない
#mail_spool_directory = /var/mail
#
# maildirを使用
home_mailbox = .maildir/
IMAP4化の前に、POP3サーバー(teapop)をmaildir化。
設定ファイル(/etc/teapop.passwd)を変更。
empty:*:passwd:~/.maildir/:0:
#empty:*:passwd:/var/mail:0:
default:*:reject
IMAP4サーバーである、courier-mtaを導入する。
#emerge courier-imap
このパッケージにはPOP3サーバー機能もあるため、teapopを停止しcourier-mtaに統一する。
- courier-imapd IMAPサーバー
- courier-pop3d POP3サーバー
- courier-imapd-ssl IMAP(SSL)サーバー
外部からのimap接続にはSSLによりセキュリティを確保する。
/etc/courier-imap/imapd.cnfを編集。
[ req_dn ]
C=JP
ST=TOKYO
L=Hachiouji
O=Courier Mail Server
OU=Automatically-generated IMAP SSL key
CN=localhost
emailAddress=メールアドレス
SSL用のキーを作成。
#mkimapdcert
rc-updateにより、起動デーモンとして登録する。
#rc-update add courier-imapd default
#rc-update add courier-pop3d default
#rc-update add courier-imapd-ssl default
courier-authlibの認証設定を変更する。
/etc/courier/authlib/authdaemonrcのauthmodulelistを編集。
authmodulelist="authuserdb authpam authshadow authldap authcustom authpipe"
SMTP認証対応
postfixにSMTP認証を行わせるためcyrus-saslを導入し、saslが使用できるように再構築する。
/etc/make.confのUSEフラグに"sasl"を追加し、emergeを実行。
#emerge postfix
#emerge cyrus-sasl
/etc/sasl2/sasldb2の認証情報を作成する。
#cd /etc/sasl2
#saslpasswd2 -u <mydomain> -c <user>
:
#chgrp postfix sasldb2
#chmod g+r sasldb2
ポートフィルタ設定
WAN側からの通信はルーターのポートフィルタでも制限しているので、以下のポートを空ける。
- IMAP-SSL Port 993
- SMTP認証 Port 465
SMTPには暗号化の認証のみとして、通信そのものをSSL化しないこととしたため、送信用のポートは別に空ける必要は無い。
CLIEへのIMAP4対応メーラー
CLIE(Palm)用のIMAP4対応のメーラーとしては、PaPi-Mailがある。
このメーラーはSMTP認証にも対応しているため、メール送信に対するセキュリティも確保できる。
接続はメールのみの使用のため、パケット課金のau.NETを使用する。
接続方法はauのページの設定に従って行う。家はPacketOneにて接続。
PaPi-Mailのセキュリティに関するサーバー詳細設定は以下のようになる。
IMAP4
- ポート番号:993
- SSLで保護する:有効
SMTP
- ポート番号:25
- SMTP認証:有効(CRAM-MD5)